 |
できる、できない、ではありません。やるか、やらないか、だけなんです。誰でも人生は逆転できる!そんなエピソードをご紹介します。 |
成功するまでつづけた人を成功者という。ウルフマン
「何かが違う」人生に嫌気がさした男
ウルフマンは、浜松の高校を卒業したあと京都の大学に通っていました。しかし、大学に通ってみたものの、自分の人生にとって大学がまったく意味がないことを悟り、中退したそうです。その後、京都で就職しましたが、なにをやっても、どこにいっても、何かが違う、そう思いました。けっきょくウルフマンは職を転々とすることになり、最後に行き着いた先は、ゲームセンターでアルバイトをする日々でした。
「これだ」自分が生きる道との出会い
若くして人生にすっかり嫌気がさしていたウルフマンは、そんなとき自分の人生の方向を決定するテレビ番組を観たのです。何気なくつけたテレビでは、東京消防庁伝説の消防士のドキュメンタリー番組が流れていました。その時ウルフマンは「これだ!」と思ったそうです。これこそが自分の生きる道だと。
行動力のあるウルフマンは、それからすぐ地元へ帰ってきて公務員の勉強のできるところを探します。こうしてウルフマンは、自らも伝説となるために、シグマの全日コースにやってきました。
ウルフマンのめざす東京消防庁は、1類、2類、3類と試験がわかれているのですが、1類は大卒程度というだけで、大学を卒業していないウルフマンでも受験できるのでした。そこで、ウルフマンは、1類の大卒程度の試験から3類の高卒程度の試験まですべて受験することにしました。そのうえ、3類の試験は東京と京都と2回試験をうけることができました。
なかなか伸びない成績
ずいぶんと勉強から遠ざかっていたウルフマンは、最初は理数科系が苦手でした。そのため成績はなかなか伸びませんでしたが、目標の定まったウルフマンはそんなことではへこたれません。毎日勉強していくうちについに量が質へと転換し、好成績がとれるようになりました。その結果、なんと東京消防庁の1類、2類、3類のすべての試験の1次試験に合格できたのです。
まともに働いていない…世間の壁の厚さにぶち当たる
ところが、大学も中退、職も転々としてまともに仕事をしたことがないウルフマンに対して、世間の壁はとても厚いものでした。面接試験が通らないのです。ウルフマンは、すべての面接に落ちてしまいました。
1次試験でたくさん合格したのにもかかわらずに、面接ですべて落とされるとなんだか人格を否定されたようで、さすがにこたえます。ウルフマンも相当落ち込んだろうなあと思います。
しかし、ウルフマンにとっての東京消防庁は、生れてはじめて見つけた夢でした。簡単にはあきらめられません。
夢に向かい不安をねじ伏せる
自分のような経歴のものが本当に合格することができるのだろうかという不安をねじ伏せ、ふたたび生まれてはじめて抱いた夢の実現に向かって挑戦することにしたウルフマンは、翌年もシグマの全日コースにやってきました。この根性があれば大丈夫。ぼくは心の底からそう思い、ウルフマンの勇気に拍手しました。
ウルフマンにかぎったことではありませんが、残念ながら第1志望にうからず、もう1年勉強するためにシグマにやってきた生徒は、2年目は最初から抜群にいい成績をとるようになります。ウルフマンは毎週行われる模試の成績でも最初からクラスのトップをひた走りました。
そして、東京消防庁だけでじつに7回目の面接で、ついに念願かなって東京消防庁1類(大卒程度)の試験に最終合格を果たしたのです。
7度目の挑戦「そんなにうちに来たいのか!?」
ウルフマンが最後にうけた面接のときのことです。
東京消防庁の面接をうけるのが7回目だということウルフマンが話したところ、試験官はみんな驚いてその場であわててウルフマンの個人資料を調べ始めたそうです。本当だ、きみは7回もうちを受験している。6回も1次試験に合格したというのに、6回とも面接試験で落ちて、それでもまたあきらめずに1次試験に合格してここまでやってきたんだな、そんなにうちに来たいのか!試験官はみんな驚いたといいます。ウルフマンの熱意はついに試験官に伝わりました。
しかも、大学中退であることも調べ、それでも1類の大卒程度の受験資格はあるとみなされました。思い出してください、ウルフマンは大学を途中でやめてしまい、卒業していないのです。
こうしてウルフマンの伝説が誕生した
シグマの壁には、ウルフマンの合格通知が貼ってあります。1類(2回)全受験者299人中3位での堂々たる合格でした。
現在ウルフマンは東京消防庁に勤務しています。
「昨年はなかなか顔を出せなくてすいませんでした。今年は又、シグマに寄ります。仕事は救急機関員(運転)やってます。 WOLF MAN」
今年も律儀な彼がくれた律儀な字で書かれた年賀状には、こう書いてありました。
不安をねじ伏せ、最後まであきらめず、成功するまで努力し続けた人のことを、成功者というのです。ウルフマンはそれを、教えてくれました。
鈴木 俊士 (塾長兼相談・雑談担当)
|